皆さんのご主人は、どれくらいの頻度で飲み会に参加していますか?
「若者の飲み会離れ」や「企業の接待交際費削減」等により、飲み会の全体数は年々減ってきている印象があります。
飲みニケーションの代わりにランチ会をする企業もあるとか。
その一方で、ご主人の朝帰りにイライラしている奥様もたくさんいることかと思います。
飲み会の度に喧嘩になったり、気まずくなったりするのはお互い嫌ですよね。
本日の記事では「夫が朝帰りする理由」と私の考える「妻としてのベストな対処法」をご紹介します。
どうして朝帰りになるの?
仕事上のお付き合い
「今時会社の飲み会で朝帰りだなんて…!途中で切り上げたらいいのに!」なんて声が聞こえてきそうですが、実際問題帰りたくても帰れない状況があるんですよね。
私の夫は建設業界の営業マンなのですが、業界自体が体育会系で古い体質だそうです。
縦社会だと上司からの誘いはよっぽどのことがないと(いや、よっぽどのことがあっても)断りにくい空気だとか。
接待も遅くまで本当に大変そうです。
繋がりを持つことで仕事がもらえる世界だと、時間外のお付き合いは欠かせません。
業界や会社によっては一次会で終わることはまずなく、二次会、場合によってはキャバクラなんかに行くのが定番ということも。
三次会あたりまで参加すると、当然終電がなくなります。
最後は上司や取引先の人抜きで始発待ちカラオケ・愚痴大会になって…家で待っていた妻からすれば「あら、随分と楽しんできたのね」と見えることもあるかもしれません。
友人とのお付き合い
独身女性でも友人と羽目を外して朝帰りすることはありますよね。
「既婚者なんだから自覚を持って!」と思う気持ちもわかりますが、男性の方がその場の楽しさを優先してやめられなくなる性質を持っています。
帰ろうとすればノリが悪いヤツと思われたり、引き止められたりするのかもしれません。
遠方に住んでいる親友と久しぶりに会うとか、仕事で悩んでいる親友を励ましたいとか、本人としてはちゃんとした理由があることも考えられます。
ストレス発散
お酒が好きな人にとっては、パーッと飲むことで日頃のストレスが解消されるのでしょう。
ストレス発散は大事ですが、それだけの理由で朝帰りはちょっと問題かもしれないですね。
例えば仕事上の付き合いでもなく、友人も朝まで遊ぶことに対してそこまで乗り気でない場合。
そんな状況で帰らないというのは、もしかしたら家に帰りたくないのかも…?
不倫している
あまり考えたくないですが、不倫をしていれば朝帰りとなる場合もあるでしょう。
そうだとしたら大問題です。
どうして連絡をくれないの?
何時に帰るのか、出来ればおおよそでいいから知りたいですよね。
お願いしても連絡なしで朝帰りする夫も多いのではないのでしょうか。
連絡したくてもしづらい
「何時に帰れるかはその場の状況によるからわからない」
と言われても、待っている妻としてはわかり次第知りたいものですよね。
心配だし、なんかそわそわするし、眠れないし…。
ところが一緒に飲むメンバーの価値観によっては、
わざわざ連絡する=
- 奥さんに束縛されているのかな
- 理解のない奥さんなんだな
- 人が話してる時に携帯?
と見られてしまうんです。
あるいはお酌して、灰皿交換して、武勇伝を聞いて…としている中で連絡する余裕がないのかもしれません。
連絡するのを忘れてしまう
お酒の影響なのか、「連絡が欲しい」と訴える妻の言葉を深刻に受け止めていないのか。
たまにならいいですが、毎回だと悲しくなりますよね。
ベストな対処法とは?
朝帰りの理由は様々ですが、妻としてのベストな対処法を考えてみました。
夫婦関係を円満に保つという観点からです。
朝帰り自体をやめさせる方法ではないことをご了承ください。
朝帰りになる理由を理解する
前提として、お互いが日頃から本音を言い合える関係であることが大切です。
朝帰りという事実だけを責めるのではなく、どうして朝帰りになるのか、どう考えているのかをちゃんと聞いてみましょう。
特に仕事上のお付き合いの場合は、ちゃんと聞けばこちらも納得できることが多いかもしれません。
以前私が働いていた出版社の上司(男性)は「夜飲み1回分は、カフェでお茶の10回分に相当する」と言っていました。
お酒を交えることで、相手から内容の濃い重要な話を聞けるということです。
そして遅くまで付き合えば付き合う程、普段聞けないような本音を引き出せると。
「仕事とプライベートの区別をはっきりさせるといい仕事ができない」という話もよくしていました。
私も当時はその考えに影響されていたし、会社がそういう風土であれば上手くやっていくために染まるしかないのかもしれません。
自分の気持ち・状況を伝える
ご主人の話をちゃんと聞いた上で、自分の伝えたいこともちゃんと伝えましょう。
心配している気持ちや困っている状況(朝帰り後、昼過ぎまで寝ているとこんな支障が出るとか)を簡潔に。
ここで感情的になったり、関係のない話まで持ち出すのはNGです。
ルールは一方的に設けない
「今後飲み会の時は◯時までに一旦連絡する」や「朝帰り後は◯時までに起きて育児を手伝う」等のルールを妻が一方的に設けたとしても、あまり効果は期待できないかもしれません。
ルールを決める場合は、ご主人が「悪かったなぁ」という表情を見せた時に「どうすればお互いにとっていいか」を相談するスタンスでいくことをお勧めします。
心配しすぎるのはやめる
おそらく妻が心配になる気持ちを伝えると、「大丈夫、気にしないで!」といったような返答をされることが多いのではないでしょうか?
- 無事に帰ってこれるかな?
- 忘れ物をしてこないかな?
- 明日の予定に響かないかな?
- こんなに連日飲み会続きで、体調は大丈夫かな?
なんて考えながら睡眠が浅くなってしまうのも、勝手に睡眠不足になっているだけなので夫を責める理由にはなりません。
心配してもしなくても結果は同じなので、なるべく余計なことは考えないようにしましょう!
ただ、ご主人が過去に色々とやらかした経験がある場合は、気にしないようにするといっても無理がありますよね。
他人に迷惑をかけて警察沙汰になったとか、鞄をなくして色々と盗まれたとか…。
反省している様子であれば、もうそんなことはないと信じたいところですが。
困りますね…。(何の解決にもなっていない)
家庭を「帰りたくなる場所」にする
妻としてできることは、夫が家に帰りたくなる家庭づくりです。
家庭が温かい雰囲気で、くつろげる空間であれば、必要以上に朝帰りを繰り返すことはないはず。
朝帰りに対してイライラしても、まずは朝帰りの理由を理解して、落ち着いて自分の気持ちを伝えましょう。
いきなり怒ってしまうと、夫の言い分を聞き逃すだけでなく、自分の言いたいことも伝わりにくくなります。
お互いが本音を言い合える関係を築いていくことが、不倫防止や夫婦円満にも繋がるのではないでしょうか?